約二か月ほどF5に乗っていますが、今回はその私が感じたことを書きたいと思います。

F5はTORAYのT700のカーボンを使用しており、PINARELLOのラインナップの中ではミドルグレードにあたります。

おさらいまでPINARELLOのラインナップをご説明します。

ロードはFシリーズとXシリーズの2種類に分類されており

Fシリーズはレーシングジオメトリー。

Xシリーズはエンデュランスジオメトリー。

違いとしてはまずFシリーズはXシリーズよりヘッドチューブ長が短く、トップチューブ長も長い、前傾姿勢がより取りやすくなっています。1ワットでも削減できるようにエアロポジジョンを取るのは大切です、Xシリーズよりも高剛性なカーボンを使用していますので推進力の助けになってくれています。

逆にいえばXシリーズはゆったりとしたポジジョンを取ることが出来、ホイールベースも長いため直進安定性も増しています、長い時間サイクリングするためには楽なポジジョンと安定感は重要なところです、スピードよりもサイクリングを純粋に楽しみたいのであればXシリーズがおすすめです。

Fシリーズは頂点にDOGMA Fがあり。

前期モデルのPRINCE FXからF9/F7

PRINCEからF5。

Xシリーズは頂点にDOGMA X

前期のPARISからX3、X1が今のところの国内ラインナップです。

だいぶ脱線しましたが、ここから私が感じたF5のことを書きたいと思います。

私のサイズは一番小さい43のサイズを乗っています、これは大体150~160センチくらいの身長に適したサイズです。

ジオメトリー表を見ると今まで乗ってきたバイクに比べたらヘッドチューブが寝ている、サイズが小さくなるとヘッドチューブは立ち気味なることが多い中、PINARELLOは結構寝ています。

https://www.riogrande.co.jp/pinarello/bikes/f5/

寝ることによるメリットはハンドリングが安定すること、寝ているのでリーチも短くなるのでハンドルまでの距離が短くなります。

レーシングジオメトリーと冒頭にご説明しましたが、扱いにくさというのはなく。

ホイールベースも多少短めですが、安定感にかけるということは感じません。

TORAY T700カーボンを使用しているF5、乗った感じのひらひらしている軽さはそこまで感じませんが、速度が乗ってきたときどこまでも踏んでいきたくなるバイクだなと感じました。

踏んでいきたくなるといっても僕が感じたのは重たいギアをグイグイ踏み続けても進んでいく感じはなく、ある程度トルクはかけながらも回した方がいいかなと感じ。

ダンシングした時とコーナリングでの安定感は今まで乗ってきたバイクの中でもトップクラス。

地面からの振動やコーナリング時にアンバランスになるハンドリングも非常にスムーズ。

もともとダンシングを多用しない私ですが、このバイクはよりシッティングの割合が増えてます、ダンシングで加速するよりシッティングでの加速の方が私的には合ってるのかなと。

ただ標準装備のホイールがFULCRUM RACING 800 DB重量が前後で約1.960グラム

タイヤがピレリ・P7 SPORT 700x28Cの組み合わせがあまり良くなく。

最初にカスタムしたいポイントがあるならこの2つかタイヤかなと思います。

現在僕はFULCRUM SPEED57DBを使用しています。

【インプレッション】FULCRUM SPEED57

SPEED42DBも試したんですが、僕的には57との組み合わせの方がしっくり感じ、こちらを使っています。

ちなみにタイヤはピレリ P ZERO700×28Cです。

12速になった105Di2の変速スピードは気持ちがいいほどよく、これはもうメカ式には戻られなくなる性能です。

スプロケが11‐36Tとかなりワイドなギア比、フロントも50-34Tでヒルクライムもこなせてしまうギア比なので長めな峠や、急勾配にも対応できます、ですがワイドなギア比あるあるの歯飛びが大きいのでそこが気になる方は11‐32Tや11-30Tにカスタムした方が良いかもしれません。

ちなみに私は11‐32Tです。

今後もカスタマイズにしていきますので、やりましたらまたレポートしたいと思います。

山崎