どれだけ念入りに整備していても、不意にやってくるのがタイヤの「裂け」。
特に、峠道や未舗装の区間などでは、小石や異物を踏んでタイヤのサイドカットやトレッドの裂けが起こることも。

そんな時、チューブを交換しても、タイヤ自体に穴が空いていてはエアが保てず、走行不能になってしまいます。

そこで登場するのが「TB-2 タイヤブート」

Park Tool TB-2 Emergency Tire Boot」は、タイヤの破損箇所を内側からふさぐ補修用パッチ。チューブが飛び出すのを防ぎ、応急的にエアを保持できるようにしてくれる、いわばライド中の命綱のような存在です。


 製品仕様・特徴

  • サイズ:76mm × 45mm(1枚あたり)

  • 入数:3枚入り ¥660税込み

  • 素材:超強力ビニールベース+粘着加工済み

  • 対応:クリンチャー、チューブレス含めほとんどのロード・グラベル・MTBタイヤに使用可能

補修用のパッチはしなやかでタイヤの内側にしっかりフィットし、ズレにくく、空気圧をしっかり支えてくれます。


使い方(例)

  1. パンク修理と同様にホイールを外し、タイヤとチューブを外す

  2. タイヤの破損箇所を確認(裂けた部分を清掃・乾燥)

  3. 「TB-2」を破損箇所の内側に貼り付ける(粘着面を利用)

  4. チューブを戻して通常通りタイヤを装着し、空気を入れて完了

貼るだけで簡単。手が汚れず、接着剤も不要。


 実際に持っておくメリット

  • 「帰れなくなる」というリスクを最小限に
     → 特にロングライドや峠越えなどでは必須級アイテム

  • チューブだけじゃ対応できないトラブルにも強い
     → タイヤ自体のダメージには「内側補強」が必要

  • 3枚入りなのでグループライドでも安心
     → 自分だけでなく、仲間を助けることもできる


TB-2は、いざというときの「転ばぬ先の杖」です。
使う機会がないのが一番ですが、「あってよかった」と心底思える日が来るかもしれません。
ツール缶やサドルバッグに常備しておくといいと思います。